蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
2018年9月28日(旧暦:八月十九日)
七十二候「蟄虫坏戸」
朝食の準備をしていたら桂花茶のような香りに気づき、隣の公園に植えられてる金木犀の存在を思い出しました。この時期、金木犀の存在感は他を圧倒しますね。
濃いオレンジ色の花がこぼれる頃、生き物は冬支度に入ります。
夏、我が家の庭で見かけるたびに『暑さに負けず頑張れ!(お互いに)』とこっそり声をかけていたカエルやトカゲたちも姿をひそめ、毎朝その成長っぷりに驚かされた蔓植物もぱったりと動きを止めました。
羽や毛、模様のある虫は苦手ですが、「虫隠れて戸を塞ぐ」とあると何だか可愛い感じ。
『寒くなってきやがったな、コノヤロー』とつぶやきながら、巣の戸締りをして眠る様子を妄想します。
私もそろそろ秋冬の寝具を出して、衣替えしないと!